葛南・東葛・千葉エリアにて、第1回「ミートアップイベント」を開催しました。

2025年2月4日(火)、地域で活躍する起業家、支援者(金融機関、支援機関、士業、アクセラレーター、自治体関係者など)が集まり、市川市でミートアップイベントを開催しました。
1部では「起業家のリアル」をテーマにパネルディスカッションを行いました。
2部は、参加者同士の交流を深めるための交流会も開催しました。

CICミートアップイベントについて

一般社団法人千葉イノベーションベース(CIB)歴代会長・理事経験者の「メンター」と地域別の「コミュニケーター(先輩起業家)」と共に、スタートアップコミュニティの形成を目指し、定期的な交流会や勉強会を開催します。 希望者(要申込)には「メンター」によるスタートアップ向けのグループメンタリングを実施します。

葛南・東葛・千葉エリア 第1回ミートアップイベントの内容

◾️メンター/ 講師

株式会社ファインドスターグループ 代表取締役 内藤 真一郎 氏

◾️地域コミュニケーター

株式会社フィット 代表取締役 山﨑 健太朗 氏

個別指導で成長を加速! 少人数制グループメンタリングを実施

起業家の更なる成長をサポートするため、CIB初代会長・株式会社ファインドスターグループ 代表取締役 内藤真一郎氏によるグループメンタリングを開催しました。今回は事前申込いただいた中から、3名の起業家にご参加いただきました。少人数制ということもあり、内藤氏からより密度の濃いアドバイスやフィードバックを受けることができ、参加者それぞれが今後の事業展開に向けて貴重な学びを得ることができました。内藤氏は、長年の経験に基づいた実践的なアドバイスを提供し、参加者一人ひとりの課題や悩みに寄り添いながらの指導を行っていただきました。参加者からは、「具体的なアドバイスをもらえて大変参考になった」「今後の事業展開に向けて、新たな視点を得ることができた」といった声が寄せられています。

パネルディスカッション「起業家のリアル」

3名の起業家にご登壇いただき、起業家に至るまでの道のりや起業家の現実をテーマに、パネルディスカッションが行われ、各々の経験に基づいたリアルな声が飛び交いました。参加者は熱心に耳を傾け、メモを取る方も多く、時には笑いもあり、和気あいあいとした雰囲気で進行していきました。

<起業家登壇者>
・アトピヨ合同会社 代表・エンジニア 工学修士・公認会計士 赤穂 亮太郎 氏
・株式会社石山生産獣医科 代表取締役 石山 大 氏
・株式会社まなびーいんぐ 代表取締役社長 中山 諒一郎 氏

【発言の一部抜粋】

赤穂氏「サラリーマンは不満、起業家は不安という違いがあるこということを聞く。。誰もやったことのない事業でビジネスモデルもなく起業も初めてだったので、手探りなので大変です。ユーザーさんからアプリを使って励みになったとたくさんメールをいただくことが成功したと感じます。」

石山氏「チームとして会社を成り立たせるという部分が未熟だと感じていたが、アプリ開発を手伝いたいというプログラミング仲間が出てきてくれた。少しずつチームになっていると感じています。」

中山氏「バスケに例えると、日本代表になる選手は図々しくシュートを打ち続け、ベンチの選手は尻込みしてしまうことを感じていた。ビジネスにおいても、入るまでシュートを打てばいいと思っていて、結果が出るまでやり続けたいと思っています。」

山﨑氏「こうじゃないといけないと思いこんで足踏みしていたことに気付き、メンタリングをきっかけに自分の意識を変えたら広がりが見えた。今苦しくても、乗り越えたら笑い話になる。道が見えると心は折れない。」
内藤氏「経営が上手くいくためにはバイアスを外すことが重要。また、知識があるかないかの違いが売り上げに大きく影響する。」「成功した人の共通項は『固執しない』こと。会議室で決めたことが正解である可能性は低い。マーケットに出してみて、違ったら変えていく柔軟性が大事。『今、自分がやっていることは間違っていない』という考え方は危険であり、失敗の言語化を行い、撤退はいつもイメージしておいた方がいい。撤退はあきらめではない。ビジネスモデルは変えていった方がいい。」

起業家のリアルに迫る熱い議論! ミートアップイベント質疑応答

パネルディスカッション後の質疑応答も活発に行われました。参加者からは多くの質問が寄せられ、登壇者との間で熱い意見交換が繰り広げられました。

ゼロイチの見切りは大切か?

この質問に対して、登壇者は「何回も失敗を繰り返して(見切って)打席に立たないといけない」と答えました。起業においては、失敗から学び、何度も挑戦することが重要であるというメッセージが伝わってきました。

変えられない軸はあるか?何を大事にしてきたか?

「ミッションはぶれてはいけない、その他の変更はOK」という答えが返ってきました。起業家として、常に大切にすべき核となる部分を持つことの重要性を感じさせられました。

起業家の皆さんは相談する人がいるか、また、どこで知り合うか?

この質問には、3名の起業家の方々から様々な意見が出ました。「たくさんいる」という意見や、「相談する人はそこまでいない。スタートアップ仲間とコミュニケーションを取りたいと思っているところ」という意見もありました。

これらの質疑応答からは、起業家がそれぞれ悩みや課題を抱えながらも、様々な形で繋がりを求めている姿が浮かび上がりました。

今回のミートアップイベントは、起業家同士の交流を深めるだけでなく、互いに学び、刺激し合う場としても大きな意味を持つことが改めて認識されました。

交流会:熱気冷めやらぬ参加者たちが交流を深める

パネルディスカッション後には、参加者同士の交流を深めるための交流会が開催されました。多くの方が引き続き参加し、思い思いに会話を楽しんでいました。
登壇者を囲んで談笑する姿も見られ、和やかな雰囲気で交流会は進行しました。パネルディスカッションでの熱い議論の熱気そのままに、参加者たちは互いの経験やアイデアを共有し、刺激し合っていました。
交流会は、新たな繋がりを生み出す貴重な機会となりました。参加者たちは、今回のイベントで得た学びや気づきを胸に、今後の活動に繋げていくことでしょう。

また、交流会では参加した起業家よる3分ピッチも行われました。

まとめ

今回のミートアップイベントでは、起業家、スタートアップのリアルな声、千葉のスタートアップを盛り上げたいとの参加者の熱意に触れることができ、起業家・支援者ともに多くの方から「これまでにないイベントで、とても勉強になった」と嬉しい声をいただいております。
起業家と支援者が交流できる場として、今後もスタートアップコミュニティの形成に貢献できるようなイベントを開催していきたいと思います。

ミートアップイベント2回目は「起業家の未来」をテーマに3月開催予定です。

第1回、他のエリアにつきましても、締切間近!お急ぎください。

①葛南・東葛・千葉エリア:3月11日(火)
 会場:山崎製パン企業年金基金会館(千葉県市川市市川1-3-14)

②印旛・香取・東総エリア:2月17日(月)・3月17日(月) 
 会場:トゥーノーイシデショウ(千葉県香取郡東庄町石出1599)

③内房エリア:2月18(火)・3月19日(水)
 会場:サンプラザ市原(市原市五井中央西1⁻1⁻25)

④九十九里・南房総・外房エリア:2月20日(木)・3月18日(火)
 会場:sPARK tateyama (千葉県館山市北条1880−1)